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注意:原作や本作のネタバレを含む場合があります。
- 特に記載の無い場合、設定関連の用語は『対魔忍アサギ』『対魔忍ムラサキ』『対魔忍ユキカゼ』『対魔忍 紅』等の原作シリーズ、
及びそれらの流れを汲む『決戦アリーナ』の世界観に準拠しています。
- 『対魔忍RPG』や『対魔忍アサギZERO』の世界では設定が変更されている可能性があることに注意して下さい。
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あ行 †
- アマハラ
- 【地名】日本最南端に位置する南国のリゾート都市。『決戦アリーナ』初出。
本土とは異なる亜熱帯気候の島で、常夏の美しいビーチを求めて多くの客がバカンスに訪れる。
しかし島北部の地下に(おそらく小規模なものではあるが)魔界の門が発見された影響で魔都化が進み、闇の貿易都市としても栄えている。
各国の闇の勢力がこぞって拠点を築いて様々な取引の場として活用されており、その利益を守るために各勢力は「アマハラでは争わない」という暗黙のルールを敷き、それを遵守している。
島中心部のリゾートビーチ周辺はホテルやカジノ、繁華街が集まる観光地となっているが、東部の旧市街、北東部の港湾地区・廃墟地区は犯罪組織のテリトリーとなっている。
南東部には廃船や難破船、廃棄された軍艦が打ち捨てられている「軍艦墓場」と呼ばれる海域が存在する。
『決戦アリーナ』では死霊騎士ウィスプが北西の廃村の地下に根城を築き、ワイト族の拠点としていたが、エドウィン・ブラックの手駒にされた小太郎に壊滅されている。
以降も小太郎は比較的頻繁にアマハラを訪れているが、ふうま天音に襲撃されたり、クラクルがイングリッドの魔剣を盗んでえらいことになったり、リリスに逃げられアンジェに追い回されたりと、
暗黙のルールそっちのけで騒動を起こしており、大抵ろくな目に遭っていない。
- アミダハラ
- 【地名】近畿地方に存在する人工島都市。正確な所在地は不明だが、おそらく大阪湾上と思われる。
かつては日本第三の都市として栄えていたが、米連と中華連合の代理戦争となった“半島紛争”の煽りを食らって弾頭ミサイル攻撃により廃墟化。
その後、地下深くに存在する「魔界の門」を通じて魔族が流入するに従い無法者たちの巣窟となり、10年余りで“廃棄都市”と呼ばれる日本最大級のスラムに成長した。
ただし東京キングダムやヨミハラなどの無法地帯とは違い、「魔術師組合」を中心としたアミダハラ独自の秩序が築かれており、
中心地のシンサイをはじめ、キタ、キョウバシといった普通の街並みとさほど変わらない町地区と、危険な廃墟地区が併存している。
無法と法治の境目には巨大な歓楽街が形成され、“無法ならではのサービス”を求める客が全国から殺到、莫大な収入源となってまた廃棄都市を成長させている。
元々はBLACK Lilithから発売された『鋼鉄の魔女アンネローゼ』の舞台だが、アンネローゼの世界観は対魔忍シリーズとパラレル的に共有されており、
『決戦アリーナ』において対魔忍世界にも正式に登場する運びとなった。
ゲスト参戦であった前作以上にアンネローゼのキャラ達がRPG本編へ絡んでおり、てっきり対魔忍のキャラと勘違いした初見プレイヤーも多い。
- アミダハラ監獄
- 【施設】鉄華院カヲルが支配する女性専用監獄
どの勢力にも属さないゆえに、あらゆる勢力の囚人を受け入れることができる中立な施設として闇の世界に独自の立場を築いている
基本女囚専用だが場合によっては隔離区画に男も収監できたり実験体を一時預かるなど融通も利く
作中では看守長のカウーラが買収されていたり、副看守長の阿用にいたっては脱獄の手引きをして追われる身になるなどあまり風紀は良くない模様
所長:鉄華院カヲル
看守長:カウーラ
元副看守長:阿用
見習い看守:釘光クロエ
錠前士:ドヴァリン
- 井河家
- 【組織】甲河家と並ぶ対魔忍の名門
長らく長老衆が実権を握っていたが"大うつけ"井河アサギが当主に就任すると権力を掌握
他の一族との融和を図り現在の五車体制へ大きく貢献する
ふうまが敗北し甲河が滅亡した現状、対魔忍勢力では最大派閥なのだが作中にはほとんど登場しない
当主:井河アサギ
一門:井河さくら
上忍:浅井美織
下忍:八津九郎、八津紫
- 井河長老衆
- 【組織】井河家による対魔忍勢力の覇権を狙う守旧派
五車設立時には政府と手を組み、他の一族を井河の支配下に置こうと画策
それに反発したふうま一族の反乱に勝利し一族を滅ぼそうとするも、アサギがふうま小太郎と配下を庇護することを宣言、停戦を余儀なくされた
その後も融和路線のアサギとは対立を深めていき、長老衆筆頭兼井河家執事の葉取星舟らがクーデターを起こす事態に発展する
クーデター鎮圧後は大幅に影響力が低下するが、首謀者である葉取星舟の死亡は確認されていない
長老衆筆頭:葉取星舟
所属:井河扇舟、井河影臣、鴉野魎馬、四ツ腕夜冥、艶川百之介
- 稲毛屋
- 【施設】五車学園の近く、五車町のほぼ中心部に位置する甘味処。
学生たちの憩いの場となっており、帰宅途中に寄り道して買い食いやおしゃべりに興じる者も多い。名物は持ち帰りできるソフトアイスクリームと白玉あんみつ。
主人の稲下婆(原文ママ)はしわくちゃの老婆だが、昔は凄腕の房術(性に関する忍術)使いの対魔忍だったらしい。
『ZERO』では「駄菓子屋的なお店」と説明されており、店構えも昭和の駄菓子屋のそれである。
この店のソフトクリームを食べさせるだけでどんな対魔忍や魔族だろうとあっという間にメロメロになる辺り、店主が凄腕の房術使いだったという噂も頷ける。
チャプター51にて稲下婆の名前は稲毛夏であることが判明。
- イブ
- 【設定】脳幹に移植されるマイクロチップ。
鷲津マテリアル社によって製作されたマイクロチップで、脳幹に移植されるとあらゆる性的調教に対して被験者が否定的な思考を抱くと頭痛を起こして苦しめ、妥協や肯定的な思考に至ると止まるという機能を持つ。
そのためイブを移植された者は、無意識に痛みを避けようとする選択を繰り返す内に性的調教を受け入れてしまい、全てを自分で選んだ結果なのだと信じて疑わなくなってしまう。
非常に強力な洗脳装置であり、また自分の意志と錯覚させることで強い意志による抵抗力すら奪う悪辣さを持つ。
手術によって直接埋め込む以外に、ナノマシンによって武器に付着させて傷口から侵入、洗脳するという方法がある。特に後者の場合はかすり傷一つから洗脳が可能で、なおかつ対象が洗脳されたことに気付かないまま意識操作してコントロール出来るという凶悪さ。
あまりに万能過ぎる洗脳設定のため、本作のコンセプトや対魔忍特有の調教感も薄れて一気に茶番劇化してしまうとファンからの評判はあまり良くない。
『ユキカゼ』では娼館アンダーエデンでゆきかぜと凜子に移植されたが、後に桐生の手術で問題なく除去された。『ユキカゼ2』では高坂静流がイブによって洗脳されたことがストーリー上で重要な意味を持っている。
- オーク
- 【設定】シリーズの竿役としておなじみの魔界の下級種族。「獣魔」と表記されることもある。
怪力と発達した下顎・犬歯を特徴とする緑肌の亜人種で、知能は人間並だが、強い者にはとことん媚びへつらう臆病で卑屈な習性を持つ。
精液や体液には媚薬の成分が含まれており、さらった女を巣に監禁・媚薬漬けにして飼い慣らし、繁殖の道具にする。基本的に不潔。
普段から種族を問わずメスを犯すことしか考えておらず、別名“生殖猿”と呼ばれて蔑まれている。一方で歴戦の強者として振る舞う者もいるので、個体差はあるようだ。
人間界にも数多く住み着いており、怪しげな商売を行っている者、情報屋として人間や他の魔族に取り入っている者、傭兵として生計を立てている者など様々で人間をオーク化する薬も出回っている。
本作では温厚であったり、友好的なオークも数多く登場している。
原作シリーズではひたすら醜悪な生殖猿として描かれているが、『決戦アリーナ』以降はどこか憎めない奴も登場するようになっており、同じオークにもかなり個体差があるらしい。
上位種としてハイオーク*1、羅刹オークなどが存在し、RPGでは火の精霊の力を操るフレイムオークなんてのも出てきてもうわりと何でもありである。
現時点で専用グラこそないものの、ストーリーやイベントでは「アルフォンス」や「タコスレさん」などの個体名を持ったオークも登場している。
なお、オークほど目立ってはいないが、対魔忍世界にはゴブリン(子鬼)やコボルド(犬鬼)といったファンタジーでおなじみの下級魔族も存在する。
か行 †
- カオス・アリーナ
- 【施設】【組織】多国籍複合企業体・ノマドが持つ裏の顔のひとつ。
莫大な賞金を奪い合う女戦士たちの格闘と、彼女たちの死と性を見世物とした非合法ショービジネスを運営しており、その収益はノマドの重要な資金源となっている。
戦士は全て女で構成され、負けた女は辱められ、その様子が闇社会の住人たちに放映される。
その他にも大規模な奴隷売買、肉体改造を施された娼婦を提供する非合法の娼館の運営など、闇のエンターテイメントを一手に担う一大犯罪組織である。
初代『対魔忍アサギ』及びその派生作品の舞台であり、当時アリーナの主であった朧に捕らえられたアサギとさくらが凄惨な調教と陵辱を受けた。
一度はアサギの手によって壊滅されたものの、その後も場所や手管を変えて運営され続けており、『RPG』や『ZERO』ではスネークレディが主を務めるカオス・アリーナが東京の地下に存在。
『決戦アリーナ』では東京キングダムの地下で「NEOカオス・アリーナ」(主は同じくスネークレディ)が運営されている。
また、ヨミハラの中心部にはカオス・アリーナの総本山的な闇闘技場「デモンズ・アリーナ」が存在する。
- 臥者
- 【全般】ガチャのこと。人材登用のことを指す対魔忍の古い隠語らしい。
時子曰く、「世にまだ出ていない臥竜のような人材を探す行為を指し(中略)それが訛って、“ガチャ”と呼ぶようになったという説が有力」……とのこと。
RPGのチュートリアル開幕早々にプレイヤーに突きつけられるパワーワードである。
一部の回想では触れられている珍設定。
なお余談ながら玩具としての「ガシャ」はバンダイの、「ガチャ」はタカラトミーの、そしてオンラインゲームとしての「ガシャ」はNHKの商標である。
- 鬼哭
- 【組織】高位鬼族“霜の鬼神”で構成される魔界マフィア。
ボスの娘を取り戻すため、ヨミハラの魔界の門の掌握及び地上進出を目論んでいる。
ボス:ラグナロク
幹部:ネイス
- 鬼族
- 【設定】魔族の一種で、一般に「鬼」と呼ばれる種族。
下級のゴブリン(子鬼)やオーガ(食人鬼)から、上級の鬼まで様々な種が存在し、作中での登場機会も多い。
額に一対もしくは一本の角が生えているのが特徴だが、上級種の鬼族は体躯が大きい者が多いことを除けば姿形は一見して人間とさほど変わらない場合が多い。
個々の身体能力が非常に高い好戦的な魔族で、人間界において伝説上の存在として畏れられている鬼もしばしば登場している。
一方で鬼族は独立志向が高く、集団行動や駆け引きを嫌い、お金や武勇を好む短絡的な傾向があるようで、魔界の勢力争いからは一歩離れた位置にいる模様。
人間界に住み着いている鬼族は主に用心棒や傭兵を生業としているが、金さえ払えばどんな雇い主にでも従うため、面倒事に巻き込まれたり騙されたりで身を滅ぼす者も珍しくないという。
- 鬼武衆(きぶしゅう)
- 【組織】鬼族で構成される五強の一角
本拠地である東京キングダムの他にヨミハラにも拠点を構えている
ボス:速疾鬼
鬼武衆 四鬼:峠金鬼、椿隠形鬼、長谷川風鬼、眠水鬼
- 吸血鬼
- 【設定】魔族の一種で、魔界の支配者階級に属する強力な存在。
一般的な吸血鬼は人間が変じたもので、日光に弱いなどの弱点を持っているが、「始祖」と呼ばれる生まれながらの吸血鬼に弱点は無く、完全に不死身。
霧や塵などの微粒子に変身したり、血を吸い人間を吸血鬼にすることができる。
また生きるものに触れることよって、その生命エネルギーを吸い取ることができる「エナジードレイン」と呼ばれる能力を持つ。
原作中に登場する吸血鬼の始祖はノマドの総帥であるエドウィン・ブラックと、井河アサギの本性である原初の吸血鬼アサギのみだが、
『決戦アリーナ』には「純血種の吸血鬼の女王」とされるカーラ・クロムウェル(『カーラ The Blood Lord』からのゲスト参戦)も登場している。
同じく『鋼鉄の魔女アンネローゼ』からのゲスト参戦キャラであるミチコ・フルーレティに言わせると、吸血鬼は「低位魔族」とのことだが、
ブラックらの持つ膨大な魔力を見る限りとてもそうとは思えないので、彼女の発言の真意は不明(ミチコ自身が異世界の出身なので、対魔忍世界における吸血鬼とは認識が違うのかもしれない)。
- 強化外骨格
- 【設定】対魔忍世界の軍隊で実用化が進んでいる新鋭兵器。
米連軍ではPS(Powered Suit)、日本の自衛軍ではPEX(Powered EXoskeleton)と略されている模様。
元ネタである漫画『覚○のス○メ』同様、人間の兵士が着る装着型のものが多いが、『攻○機○隊』のような搭乗タイプの大型も存在する。
人命の代価の高騰により、先進国の間でサイボーグ技術やドローン兵器などとともに競って開発されており、戦車や戦闘ヘリに対抗できる装甲や火力を持つ新世代歩兵として実戦投入されている。
米連と自衛軍の強化外骨格には駆動系と伝達系に魔界の技術が使われていると言われており、俊敏な動きと搭乗者の感覚までも鋭敏に強化させる駆動が可能。
作中では米連陸軍の「XPS-11Aボーン」(試作機)、「アレクサンドル」(名前のみ)、「PSLT-209センチュリオン」(大型の強化外骨格脚式戦車、開発中)、
陸上自衛軍の「PEX-88式改 雷電」(『対魔忍アサギ3』時点での最新鋭機)が登場。
ちなみに雷電は(量産化されていない段階とはいえ)1機5億円もするというだけあって、並の対魔忍では太刀打ちできない圧倒的な戦闘力を持つ。
- キングスロック
- 【地名】魔界の王都である百万都市。魔界最大の港湾都市でもある。
街の名の由来となった巨大な岩の上に王城がありその周囲を王都が囲んでいる。巨大岩の下に位置する港湾地区は荒っぽい気風で、岸壁にへばりつく様に歓楽街が広がる。
王座は現在空位であり魔界9貴族の議長である宰相卿ビスマルクが統治しているが、領土無き夜の町々の支配者たる暗殺卿ケーレスが座する「夜の館」もまたこの地の歓楽街にある。
- クラブ・ペルソナ
- 【組織】東京キングダム1,2を争うクラブであり、凄腕の情報屋でもあるオーナー"マダム"の影響力により五強の一角として数えられている
が、実はDSOの東京キングダムにおける出先機関でありオーナーの正体も仮面の対魔忍である
オーナー:"マダム"(仮面の対魔忍)
- 決戦アリーナ
- 【全般】正式名称は『対魔忍アサギ〜決戦アリーナ〜』。略称は「決アナ」「決アリ」。
2014年7月1日よりDMM GAMES.R18で提供されているブラウザゲーム。
実質的に本ゲームの前作にあたり、原作パッケージゲームの対魔忍シリーズ出身を除くキャラクターのほとんどは決戦アリーナの出身……というかイラストや回想CGまで使い回しのキャラもいる。
『対魔忍アサギ3』の物語開始時点をベースとしたパラレル世界となっており、主人公は本作と同じ「ふうま小太郎」だが、設定は本作と大きく異なる。
現在のところ、ある人物の存在から最終決戦後から本作に繋がっている、という見方が有力。
- 甲河家
- 【組織】井河家と並ぶ対魔忍の名門
五車設立時には高圧的な井河長老衆に反感を抱き合流を拒否したため対立が深まる
井河長老衆の反乱の際にはアサギ側に電撃参戦し、勝利に貢献したことで独立を保つことに成功する
皮肉にも数年後甲河の里はノマドの襲撃を受け、若き当主を残して全滅
名門甲河家は実質滅亡した
当主:甲河アスカ
一門:甲河朧
- 五車学園
- 【施設】五車町にある対魔忍養成学校。本作の主な舞台。
対魔忍組織の総隊長である井河アサギが校長を兼任し、教師も井河さくらや八津紫など現役の熟練対魔忍が任務の合間に務めている。
名目上は次世代の対魔忍を育成するための施設だが、議員や官僚による政治的な綱引きの結果設立された、政府による対魔忍の監視機関としての役割も兼ねている模様。
また、有望な学生対魔忍にはしばしば普通の対魔忍と変わらない実戦任務が命じられる。よほど人手不足なのだろう。
見た目は普通の学校と変わらず、一般教養なども授業に盛り込まれているが、地下には最新の技術を投入した訓練用のシェルターが設置されている。
ちなみに校舎は『決戦アリーナ』までは木造4階建てだったが、『RPG』『ZERO』では鉄筋コンクリート造りに変更された。
また校舎裏には約3000ヘクタール(30km²)もの広大な原生林が広がっており、井河さくらに訓練された忍熊や忍猪、忍蛇などの動物が放たれている。
さらにその森の地下には現代科学のステルス技術と対魔忍の遁術の粋を駆使して建設された隠れ里の心臓部、対魔忍の本部が存在する。
学園の徒歩圏内には学生たちの憩いの場となっている甘味処「稲毛屋」がある。
- 五車町
- 【地名】対魔忍の里。
対魔忍が公的機関として組織化されるにあたり、全国に散らばっていた対魔忍とその家族を集めて住まわせる地として整備された。
「五車」とは忍法の基本である木・火・土・金・水の陰陽五行と、古くから忍者が用いてきた風車、即ち手裏剣を意味しているとされる。
今世紀に入ってから新たに建設されたニュータウン、とされており、見た目はどこにでもある山間の小さな町だが、住人の殆どは対魔忍の関係者で占められ、周辺には厳重な警備体制が敷かれている。
所在地は北関東であること以外は不明だが、「まえさき市」と隣接することが判明しており、地理条件などを加味して考えると群馬県「前橋市」の近辺……と推測するのが妥当だろうか。
稀に五車と読む場合がある。*2
さ行 †
- 沙無羅威(さむらい)
- 【組織】東京キングダムを支配する五強の一角だがボスであるニールセンがノマド大幹部フュルストの腹心であり、実質フュルストの私兵部隊である
CH33にて二車忍軍と鬼武衆の合同部隊に敗れ壊滅
ニールセンはフュルストの元へ戻り、残党の一部は獣王会に吸収された
ボス:ニールセン
幹部:サイエント
- 沙耶
- 【人物】沙耶NEOのオリジナルに当たる人物。人間の姿と、蜘蛛の怪物と融合した形態の2つの姿を持つ。
『対魔忍アサギ2』に登場。
龍門が人間と魔族を融合させて作り出した人工魔族。素体はくノ一の少女で、魔と融合させやすくするために朧クローンによって凌辱され、精神崩壊によって自ら命を絶った。そのため亡骸と魔族を融合させたものと思われる。
その戦闘力は驚異的で、エドウィン・ブラックと交戦し手傷を負わせた他、アサギ・さくらの二人が手も足も出ずに敗北する圧倒的な強さを持つ。
素体が精神崩壊していたせいか魔族としての暴力性が強調されているのかは不明だが、遊び感覚で他者を蹂躙する残虐な性格をしている。
しかし本来は心優しい性格だったようで、魔の力に覚醒したアサギに敗北して正気を取り戻した際には、さくら殺害の命令を拒否して手加減したことを伝えた。
「しまの、むこうで、あそんでみたかったな……」と本当にしたかったことを言い残して、アサギに最期を看取られて逝った。
後に米連が地下実験施設に残っていた細胞を入手し、蜘蛛形態への変身機能をオミットするなどの改修を加えて生み出したのが沙耶NEOである。
ちなみに沙耶に比べて身長が伸び、胸が大きくなり、髪も伸びているため外見上の差異はかなり大きい。
また沙耶NEOの失敗作扱いであるが、蜘蛛形態のままの量産型沙耶も存在している。
『対魔忍RPG』は『対魔忍アサギ3』に近い時代設定のため、すでに原作通り死亡しているものと思われる。
- 邪眼
- 【設定】ふうま一族の血を引く者に備わる能力。
文字通り「眼」に特殊な力を宿す能力で、主に視覚を強化・拡張する異能系忍法の一種である。
ただし「眼」に由来するというだけで、その効果が視覚に限定されていない事も多い。
- ふうま時子:邪眼“千里眼”……自身の視覚を飛ばす。苦無などを召喚する。
- ふうま天音:邪眼“動転輪”……肌に触れた物理的な運動エネルギーをゼロにして吸収、貯蓄、自らの運動エネルギーとして放出する。
- ふうま亜希:邪眼“死裂”……傷を負った対象に暗示をかけて負傷度合いを誤認させ、さらに精神の影響を肉体にも拡大して及ぼす。
- ふうま災禍:名称不明……視線を合わせた者の視界と意識をジャックする。
- ふうま廻:邪眼“白光”……視界内の動きを遅くする。
- ふうま魏蓮:邪眼“我鵜主”……鉄を自由自在に操ることが出来る。
- ふうま銀零:邪眼“冷眼(Ray-Gun)”……視線で射抜いた相手を凍結させる。(決戦アリーナ)
- 心願寺紅:邪眼“神眼”……大気中の風の流れを読み取る。
- 二車骸佐:邪眼“夜叉髑髏”……視認した亡者の怨念を身に纏って自らを強化する。
- 黒騎雫:邪眼“盲目の赤蛇眼”……影から“闇の雫”を生成して使役する。
- 鉄華院卍鉄:邪眼“天津麻羅”……金属を自在に変化させる。
- 金崎銃兵衛:邪眼“金色の丸い眼(サイクロプス)”……視認した金属を操り、発動中は金属による攻撃を無効化する。
- 八百比丘尼:邪眼“人魚の碧眼”……視認した相手の生命力を奪い、最後には半魚人めいた怪物に変える。
- 高下駄の勘九朗:邪眼“魔飢主”……魔のネズミを召喚できる。
- 黒谷将監:“怠惰の邪眼”……自身を中心とした空間のあらゆる忍法、魔術を無効化し、肉弾戦のみ有効とする。
- 黒谷甲斐:邪眼“天駆馬”……視界内であればどこでも瞬時に移動できる。
- ふうま弾正:“覇者の邪眼”……英雄の魂を自身の刀に降ろして力を解放する。
- ふうま小太郎:邪眼“魔門”……視認、理解した相手の忍法を封印し、自分のものにする。(決戦アリーナ時) など
ふうま一族に限定されたものでも、また眼に由来すれば全て邪眼というわけでもないようで、槇島あやめ、獅子神自斎、鳳朱華、羽鳥志津香など、
邪眼に類似した能力や、現時点でふうまとの関係が明言されていない邪眼使いも存在している。
またふうま一族だからといって必ずしも邪眼に覚醒する訳ではないらしく、紫藤凜花やフェリシアなどは嫡流筋にあたるものの、
邪眼ではなく別系統の忍法(フェリシアの場合は純粋な魔力)に覚醒している。
さらに邪眼と忍法を同時に覚醒するケースもあり、紅の場合は風遁術と邪眼を組み合わせる事でより強力な戦力としている。
これらの事から、ふうま内において邪眼は特別なものでこそあれ、絶対のものではない事が伺える。
よって単に邪眼に覚醒せず他の忍法に目覚めたというのであれば、小太郎の立場もここまで危うくならなかったものと思われるが、2周年PVでは幼少時点で開眼していたような描写がなされている。
- 獣王会
- 【組織】ワーウルフであるボス灰狼一郎太を筆頭に獣人を多く抱えた五強の一角
元は"親父"と慕われる先代ボスが拾った捨て子やストリートチルドレンによる構成員十人程度の零細ヤクザだったが、家族同然の絆で数多くの危機を苦労しつつも乗り越えていた
しかしノマドの進出を機に龍門の傘下に入るも、骸佐による龍門への攻撃に"親父"が巻き込まれ引退を余儀なくされる
その後灰狼一郎太が跡目を継ぐと一転、獣人の強靭な力と人情味溢れる性質で人気を集め龍門残党も吸収、五強に数えられるほどの勢力へ急成長していく
ボス:灰狼一郎太
幹部:トラジロー、白熊タロー、ヒポポたま
構成員:ブリジット
預かり:シームルグ、オロバス、ライビット
- センザキ
- 【地名】首都圏有数の犯罪都市。初出は『RPG』のまりイベント。
元々は東京のベッドタウンとして発展していたが、戦争難民の増加により治安が悪化し、魔族や犯罪組織が流入して一気に闇の大繁華街へと成長を遂げた。
また、地区内に貿易港が存在しているため、戦略上重要拠点として各組織間の抗争は非常に激しい。
現在はギャングスターこと金崎銃兵衛が町の一角を支配しているほか、紅率いる心願寺一党が拠点にしている。
「川」は「セン」とも読むので、モデルはおそらく川崎市であろう。
た行 †
- 対魔忍
- 【設定】【組織】太古より日本各地で魔と戦ってきた忍たちの末裔の総称。
狭義には血筋によって受け継がれる特殊な忍法を操る者を指すが、広義には固有の能力を持たない兵も含まれる。
井河、甲河、ふうまなど多くの門派が存在し、それぞれが中世以前からの風習を守りながら割拠していたが、現代では“台湾危機”に端を発する極東情勢の混迷、
及び人間界・魔界の間の相互不干渉の不文律の崩壊による極度の治安悪化を受けて対魔忍の組織化が急務となり、
政府高官・山本信繁の尽力によって「内務省公共安全庁・調査第三部<セクションスリー>」として正式に公的機関になっている。
また、いわゆる「抜け忍」も存在する。
単に「対魔忍」といった場合、「忍法が使える調査第三部所属の対魔忍」という典型的な対魔忍のみならず、「忍法が使えない調査第三部所属の対魔忍」や「五車学園で育成中の学生対魔忍」、
「忍法は使えるが組織に所属しないor調査第三部以外の組織に所属する対魔忍」といった様々なパターンがあるので注意しよう。
なお、誤解されやすいが対魔忍は女性ばかりではなく、設定上は男性の対魔忍も多く存在する。
かつてのふうま八将の時代は男性対魔忍の方がむしろ力を持っていたようである。
しかも好事家の間でも女性並に価値が高いらしく、生け捕りにすれば高値で取引される場合が多い。
ちなみに捕獲する際は男相手にも武器に「媚薬」を仕込む場合があり、ふうま小太郎はある回想で襲撃者に盛られている。
- 対魔粒子
- 【設定】対魔忍の力の根源をなす物質。
対魔忍たちはこれを身体や武器に纏わせることで殺傷力や防御力を高めているほか、
体内でエネルギーに変換することで超人的な身体能力を得たり、遁術などの超自然的な力を発揮できる。
DSO研究員の小谷健司は「対魔粒子は異次元からパワーを出し入れする媒体である」という仮説を立てているが、その原理は謎に包まれている。
ただし、甲河アスカの「対魔超粒子砲」や水城ゆきかぜの「ライトニングシューター」、神村舞華の「冥土バズーカ」など、対魔粒子をある程度制御・収束する技術は徐々に開発されている。なので主人公のふうまは普通の人間と変わりない身体能力と思われる。
『NARUTO』『ニンジャスレイヤー』など同じ忍者を題材にした作品にもチャクラやカラテ粒子といったエネルギーソースが登場するが、
これらがあくまでも武術鍛錬によって培われる「内なる力」であり一般人でも微弱ながら持ち合わせているとされているのに対して、
対魔粒子は魔族と人間の混血によって得られるものであり、忍法を操る全ての対魔忍には多かれ少なかれ魔族の血が流れていることになるが、
そのことは作中の登場人物たちの間では一般に知られていない。
- 台湾危機
- 【事件】30数年前に起こった中華連合と米連の軍事衝突事件。
中華連合の台湾侵攻をきっかけに開戦、当初は全面戦争を避けたい両国の思惑から台湾近辺での戦闘に終始していたが、
形勢不利となった中華連合が米連側の東南アジア諸国や沖縄に侵攻し戦線が拡大、泥沼化。
しかし米連による北京爆撃を機に中華連合内で軍部のクーデターが勃発、国内は混乱しクーデターは鎮圧されるも戦線を維持できなくなり、EUの仲介で停戦に至る。
紛争の詳細は不明だが、「諸島奪還作戦」などのキーワードから推察すると大規模な戦闘が長期間に渡って行われた可能性が高く、日本からも安全保障条約に従って自衛軍が参戦している。
この紛争を境に米連と中華連合は冷戦状態となり世界情勢は急激に緊張、また魔界からは“人魔不干渉”の暗黙の了解を破ってエドウィン・ブラック率いる吸血鬼を筆頭とする魔族が大量に地上に進出。
さらに二大国の代理戦争となった十数年前の“半島紛争”へと繋がっていく。
対魔忍世界の歴史の転換点となった重要な事件である。
- 中華連合
- 【組織】米連に匹敵するアジアの超大国。
かつての中華人民共和国が東南アジアの一部、中央アジアの一部、朝鮮半島の一部を支配下に置いて改名した国名で、正式名称は「大中華アジア連合共和国」。
“台湾危機”以来、米連と冷戦状態にあり、10年前には両国の代理戦争と言える“半島紛争”が勃発。
クローン技術の研究や魔族との結託による軍事力強化を進め、米連と軍備競争を繰り広げている。
米連・ロシアとの緩衝地帯にあたり、諜報戦の主戦場となっている日本への侵食も虎視眈々と狙っており、かつては朧クローンをトップとしたフロント企業“龍門”によって東京キングダムを支配していたが、
アサギの活躍やノマドの策略によって潰されており、以降はそれほど目立った動きを見せていない模様。
- 東京キングダム
- 【地名】東京湾の海上10km地点に存在する人工島。
第二の都心となるべく、かつて日本政府の肝煎りで巨額の資金を投下して造成されたが、企業の誘致に失敗。
住居施設や住人をターゲットにした商業施設も東京湾地下鉄の工事の大幅な遅れから交通の不便な海上の孤島と成り果て、十数年前に開発が全面中止、事実上捨てられた幻の都市となった。
その後は本州と接続する唯一の出入口、東京キングダム大橋を伝って渡ってきた密入国者や犯罪者、無政府主義者、魔界から流れたきた住人たちの住処となり、
闇市場やアジア最大の娼窟、中心部には繁華街も立ち並ぶ、享楽と頽廃に満ちた世界有数のスラムと化しており、世界で最も人と魔の混合が進んだ街とされる。
大通りには一般の客向けのナイトクラブやカジノ、風俗店が立ち並んでおり、夜になると本土から訪れた観光客によって活気に満ち溢れるが、
港湾地区に近づくほど治安は悪く、大小の犯罪組織に加えて米連や中華連合、ノマドなど様々な勢力の出先機関がひしめき合い、常に一触即発の様相を呈している危険な街区が広がる。
龍門壊滅後は五強による分割統治で一応の平穏が保たれている
- 特務機関“G”
- 【組織】米連・国務省傘下の機関。
戦闘・暗殺能力に特化した“CS(サイボーグ・ソルジャー)”と呼ばれるエージェントやドローン兵器を中心に構成されており、文字通りの「機械化特殊部隊」とでも言うべき集団である。
米連を本拠としているノマドと結託し、魔界の門や異界の門を積極的に開こうとしており、国防総省系のDSOとは対立関係にある。
『決戦アリーナ』では組織のトップが“ミスト”と呼ばれるノマドの刺客・ユーリヤに暗殺され、ドッペルゲンガーとすり替わっており、事実上ノマドの傀儡組織化。
ふうま弾正の亡命を受け入れる対価として得た対魔忍の人体実験データによってCS計画を加速させ、日本への侵食を着々と進めていた。
……と、設定上は相当に厄介な組織なのだが、『決戦アリーナ』のゲーム中ではCSアサギぐらいしか際立ったキャラクターが登場しなかったため、どうにも設定負けしていた感が否めない。
仮面の対魔忍の言動や警備ドローン(本来は“G”で開発された兵器で、正式名称はFSDガーゴイル)の存在を見るに、
RPGのストーリーにも絡んでくる可能性が高いと見られていたがチャプター10 ヨミハラ潜入・前編で登場したヘスティアを皮切りに本格登場。
チャプター47 The Resurrectionでは組織のトップとして元米連兵隊少将で米連中央情報局・技術担当次官のデイヴィッド・ダールが登場した。
本作でも魔界の技術などを積極的に取り入れており、DSOとは対立関係にある。五車対魔忍とも関係は悪いが、ふうま弾正はかつて繋がりを持っていた。
井河長老衆や神田旅団とは協力関係にあるが、ノマドとは敵対関係にあり魔界の技術に関しては死霊卿の勢力から取り入れている。
また、甲河家と何らかの関係のあると思われるアレスが所属している。
- トミハラ
- 【地名】日本列島の最北端、「神が河口に造った島(樺太)」に位置する北の魔界都市。『決戦アリーナ』初出。
魔界の門はないが、日本、米連、中華連合、そしてロシア、いくつもの勢力が入り乱れる国境地帯に闇の勢力が進出し、無法都市と化した。
公権力はすでに買収され機能しておらず、欲望が渦巻く巨大歓楽街に寄り集まる有象無象の闇が東京キングダム、アミダハラ、ヨミハラに並ぶ異界を作り上げているという。
『決戦アリーナ』では街南部のホムトヴァ地区に“宮殿”を構える「闇の魔女」こと魅龍がトミハラを支配しており、DSOの研究施設を脱走した沙耶NEOが魅龍のもとに転がり込んでいたが、
ふうま小太郎・仮面の対魔忍・甲河アスカによって魅龍は敗れ、トミハラは小太郎の組織の支配下となった。
……が、以降トミハラがシナリオに登場することは無く、また本拠地の東京からかけ離れた北の最果ての街であるため、小太郎がその後もトミハラの支配を継続できたのかどうかは疑問が残るところ。
ヨミハラと名前が似ているのでややこしいが、実際運営側もイベントプロローグの冒頭でいきなりヨミハラと誤記するという即堕ちっぷりを披露している。
ちなみに「国境地帯」としか書かれていないため、対魔忍世界の樺太がどこの国の領土となっているのかは不明。
な行 †
- 二車忍軍
- 【組織】ふうま再興を掲げ五車に反乱を起こした二車家一門が中心となった勢力で五強の一角
CH8で龍門をゾンビガスによる攻撃で壊滅させ縄張りを奪い取る
その前身から頭領二車骸佐へ厚い忠誠心をもつ古参が多い一方、新しく配下に加わった者との温度差を抱えている
反乱時からフュルストには従属に近い協力関係だったがCH33で決裂、沙無羅威との全面対決になるが鬼武衆の助力を得て勝利した
頭領:二車骸佐
執事:土橋権左
幹部:楽尚之助、鬼蜘蛛三郎、黒騎雫、矢車弥右衛門、八百比丘尼、弩竜
草:古賀優吾
- 忍法
- 【設定】対魔粒子の力によって発現する特殊能力。
対魔忍の血を引く者がある日覚醒するもので、基本的には才能が全てであるが、発現したものを磨き上げることは可能。
厳密な設定は不明だが、大きく分けて術者の身体能力に関係する「異能系」と、自然や物質の力を生み出す「自然系(遁術系)」に分類することが出来る。
- 異能系忍法
主に術者自身の肉体を強化し、常人を遥かに上回る運動能力を得たり、精神に作用する能力を発現する。
ふうま一族の「邪眼」や、性に関する「房術」も異能系忍法の一種である。RPGでは「超人」「精神」属性に割り当てられている場合が多い。
- 隼の術(井河アサギ)
- 不死覚醒(八津紫)
- 心転移(仮面の対魔忍) など
- 自然系忍法
火遁・水遁・風遁・木遁・土遁は対魔忍組織内にそれぞれの術者を集めた部隊が設置されているため、比較的使用者が多いと思われるが、
それ以外にも金遁、雷遁、電遁、空遁、影遁、煙遁、鎖遁、波遁など、様々なレア遁術の使い手が存在する(ただし空遁・影遁・電遁は公式で「異能系」とされている*3)。
RPGでは「自然」属性に割り当てられている場合が多い。
- ちなみに本来「遁」とは「隠れる」「逃亡」を意味する漢字であり、現実の忍者が使ったとされる「○遁の術」も
あくまで敵から逃れるための言わば足止め、目眩ましの手段なのだが、対魔忍連中はそんなの知ったこっちゃないとばかりに雷遁をぶっ放すし火遁で焼け野原にする。
尤も、これは対魔忍に限らず創作物の忍者全般に言えることなのだが…。
この他、RPGでは「超人系忍法」(相州蛇子の獣遁の術など)という新たな系統が登場している。
身体変化系の能力なので異能系の範疇に含まれるのか、全く異なる系統なのかは今のところ不明。
また、心願寺紅のように異能系の邪眼と自然系の風遁を同時に操る者も存在するため、忍法は一人1能力と決まっているわけではないらしい。
その一方、詩嶋麦(決戦アリーナ)のように個人として極めて優秀な学生であっても忍法に覚醒していないという理由だけで下忍とされてしまうケースもあるため、
対魔忍にとって必要不可欠な、極めて重要な能力とされているようだ。
- ノマド [Nomad]
- 【組織】米連を本拠地とする多国籍複合企業体。
「遊牧民」を意味する社名に相応しくボーダレスに活動する巨大な組織で、豊富な資金力を背景に精密機器、重工業、サービス、軍事など様々な事業を行っている。
その総帥は吸血鬼の始祖、エドウィン・ブラック。
ノマドでは人間のビジネスマンとして振舞っているが、裏にはあらゆる闇の仕事を行う部門があり、世界各国に進出してはその国の闇社会を掌握している。
その主たるものが闇闘技場カオス・アリーナやデモンズ・アリーナの運営で、女闘士たちの殺し合いや陵辱ショー、人身売買や売春宿の経営によって莫大な利益を上げている。
言わば魔界から流入してきた魔族の受け皿として機能している犯罪組織であり、純然たる対魔忍の敵なのだが、
当然日本の政財界にも強い影響力を持っているため、簡単には手出しができないというのが実情である。
- 主な幹部
- エドウィン・ブラック(創始者、総帥)
- イングリッド(ブラックの秘書、ノマド騎士団長)
- フュルスト(魔科医、参謀)
- 朧(朧忍軍頭領)
- 瑠璃(魔界の門の番人)
- バロネス・メイジー
- バレンティア など
は行 †
- 半島紛争
- 【事件】十余年前に勃発した、米連と中華連合の二超大国の代理戦争。
台湾危機と違って紛争の経緯などはほとんど明かされておらず、「半島」がどこの半島なのかも不明であるが、対魔忍世界の情勢から推察するに、十中八九朝鮮半島だろう。
日本第三の大都市として栄えていたアミダハラはこの紛争のとばっちりのミサイル攻撃を受けて壊滅、その後スラム街化している。
- ふうま一族
- 【設定】【組織】多くの者が「眼」に関する能力を持つ対魔忍の一族。
以前は全国の対魔忍の棟梁的な地位を占めていたが、古くからのしきたりにこだわる保守的な一面が強かったためか、
自己の利益や欲望を優先する傾向があり、対魔忍の組織化を急ぐ政府当局者との関係が徐々に悪化。
ふうま一族に代わって井河家の長老に擁立されたアサギを主力とする新体制に反発し、ふうま弾正らが反乱を起こすも敗北、かつての権勢を失い現在に至っている。
対魔忍の忍法は血筋によって受け継がれるものではあるが、同じ血筋でも覚醒する能力の種類はバラバラであることが多いのに対し、
ふうまの者は“邪眼”と呼ばれる異能系の忍法を発現することが多い。
なお「ふうま」はひらがな。井河が「伊賀」、甲河が「甲賀」をルーツとしているのに対し、ふうまで忍者といえば当然「風魔」が想像されるが、この字があてられたことはなく、その理由も不明である。
- ふうま弾正
- 【人物】主人公・ふうま小太郎やふうま時子の実父で、ふうま宗家の先代当主。(おそらく)二車骸佐の父でもある。
決戦アリーナでは「目を合わせた邪眼使いを意のままに操る」という支配の瞳術、邪眼“傲眼”を持つ。
かつて井河アサギを中心とする対魔忍組織に反乱を企てたが失敗、『RPG』では死亡したとされているが、
『決戦アリーナ』では特務機関“G”を頼って米連に亡命、両腕をサイボーグ化して復活しており、帰国後にふうま一族の頭領を「僭称」していた息子と再三に渡って対決。
時子を拉致し、腹心のふうま儀助によって徹底的な調教・陵辱を加えさせるなど、実の父とは思えない暴虐ぶりを発揮していたが、
DSOと手を組んだ小太郎によって追い詰められ、最後は甲河アスカの対魔超粒子砲の煽りを食らって重傷を負ったところを小太郎自らの手で殺害された。
弾正の反乱についてはおそらく初代『対魔忍アサギ』以前の出来事と思われるが、(そもそもが後付け設定なこともあって)時系列などははっきりしない。
なお、本作では「ふうま小太郎」の名はふうま宗家の当主が代々名乗ってきた世襲名であるとされている。
それならばなぜ父が小太郎ではなく「弾正」を名乗っていたのかは不明だったが、CH60にて自ら通称として「弾正」を名乗りだしたことが明言された。
- ふうま七衆
- 【組織】『決戦アリーナ』の世界におけるふうま一派の幹部たちの総称。
構成メンバーは時子、若さくら、若紫、ラークシャシャ、アルベルタ、ミシェア、リーナの7人。
時子やさくらや紫はともかく、組織の居候状態であるリーナやミシェアが入っているあたりバッタもん感がぬぐえない。
そもそもアリーナの若さくら適当に言い出したのがなあなあで
ふうま一派の幹部名称として定着してしまった物なのでバッタもん感はしょうがないと言える
- ふうま八将
- 【組織】かつてふうま一族を主導していた家長の連合。
当時の対魔忍の中でも最も強い発言力を持ち、独立した立場を守りながら政府と連携し任務にあたっていたが、
一族の内紛やふうま弾正の反乱の失敗によって崩壊、現在は旧八将家の肩書が残るのみとなっている。
決戦アリーナ時とRPGで設定が変更されていると思しき部分が多く、いまだ全貌は明らかになっていないが、現時点で判明しているのは以下の各家。
- ふうま宗家
- 心願寺家
- 紫藤家
- 二車家
- 黒谷家
- 葉隠家
- 蜂矢家(RPGでの言及無し)
- 当主:????
一門:蜂矢一介、蜂矢利助*4 など
- 米連
- 【組織】南北アメリカ大陸と東南アジアの一部、台湾、朝鮮半島の一部を統治、あるいは信託統治している超巨大国家。
正式名称は「アメリカ及び太平洋諸国連邦」で、「米連」は日本国内における通称だと思われる。
東アジアを牛耳る巨大国家・中華連合と激しく対立しており、30年前に起こった“台湾危機”以来、冷戦状態となっている。
サイボーグや強化外骨格などの科学技術による軍事力強化を進めており、同盟国であり中華連合やロシアとの緩衝地帯にあたる日本での影響力を強めている。
一方、国内でもノマドをはじめとする魔界勢力の台頭によって情勢は混乱しており、複数の組織間の複雑な対立構造を抱えている。
『決戦アリーナ』ではDSOと特務機関“G”による内戦(という名の、DSOに付いた小太郎とGに付いた弾正の壮大な親子喧嘩)に加え、その特務機関“G”推進のCS計画等戦力増強計画にかかる費用が膨大な額にのぼり、ついに軍事予算が底を突く自体になる等、決戦アリーナ世界の勢力中トップクラスの被害を被っている。
ま行 †
- まえさき市
- 【地名】RPGから登場した地方都市。ネーミングは群馬県前橋市と高崎市から。
五車町から一番近い街だが、バスと電車を乗り継いで約3時間かかる。
闇の世界の住人がちらほら姿を見せているものの、まだ大規模な組織の進出はないようで、表向きは平和な街である。
小太郎たちがショッピングなどでしばしば訪れており、コミカルな事件に巻き込まれることが多い。
しかしチャプター20では斉藤半次郎と井河影臣との争いの巻き添えで、多数の犠牲者が出てしまった。
- 魔界医療、魔科医
- 【設定】人間界の医学とは全く異なる思想で発展・進化を遂げた魔界の医療技術。
「魔科医」とはその技術の精髄を極めた者を指す。
弱った器官を快癒させたり、失った機能を補ったりといった、一般に「治療」と呼ばれる概念も当然存在するが、
魔界医療ではそれ以上に能力の強化・異形化が指向されており、人間界の医学ではおよそ考えられないような非道な肉体改造や生体実験が積極的に行われている。
桐生佐馬斗に言わせると、「左手がなくなったら、右手を二本生やせばいい」という「前向き」な考え方とのこと。
おそらくは、生まれついた種族によって絶対的な上下の力関係が決定され、また人間よりも高い生命力や長い寿命を持つ高位魔族が支配権を持つ魔界なればこそ生まれ得た理念と言えるだろう。
今日では人間界の科学的な医療技術との融合により、魔界医療技術は飛躍的な発展を見せており、
その結晶のひとつと言うべきものがアサギやさくらに施された、体組織を細胞レベルで作り変える感度3000倍化改造である。
主な魔科医:フュルスト、桐生佐馬斗、桐生美琴
- 魔界騎士
- 【設定】魔界を統べる9貴族からなる連合に仕え、魔界の秩序を維持する役目を負った騎士。
連合の協定を破ればたとえ有力貴族であっても罰するため、それを行うだけの卓越した実力を持つものが任命される。魔界では最強の代名詞とも言える存在。
本来は「原初の魔界騎士の試練」を乗り越えた者だけが名乗ることを許された、己の信念力によってのみ立つ連合にも属さない孤高の存在だった。
かつては当然のことだったが既に忘れられて久しく、その試練を乗り越えた騎士はイングリッド、ベオウルフ、カルメラの3人のみとなっている。
現在は名門の出であったり有力貴族の推薦などから選ばれている。
- 魔界の門
- 【設定】人間界と魔界を繋ぐ出入り口。
日本にしか存在せず、その中でも大規模なものはヨミハラとアミダハラにあるのみだが、
西洋社会でも日本の対魔忍のような役割を果たしてきた“エクソシスト”が存在する*5とされていることを考えると、
小規模ないし偶発的に出現する門は世界各地にある(あるいは「かつてあった」)と考えられる。
魔界の門が発見されると、そこから地上に流入した魔族や地上から流れ着いた無法者たちによって魔界都市が形成され莫大な利権が生まれるが、
それは当然その分だけ闇社会が拡大し、人間界が魔に蝕まれることを意味する。
- 魔族
- 【設定】地上の人間界と対をなす地下の魔界を棲家とする亜人種の総称。「妖魔」とも呼ばれる。
広義には半人半獣の「獣人」や、知能をほとんど持たない「魔獣」も含むが、原作中では魔族と獣人と魔獣は区別されている場合が多い。
魔界では人間界以上に厳しいヒエラルキーが形成されており、支配階級に位置する種族の間では激しい勢力争いが繰り広げられている。
主な高位魔族:吸血鬼、淫魔族、レイス、ナーガ族(蛇神族)、鬼族、鬼神乙女 など
や行 †
- 八津九郎
- 【人物】八津紫の実兄にあたる盲目の対魔忍。
井河家の下忍の家の出だが戦闘能力・判断力ともに長け、アサギが全幅の信頼を寄せる実質的な対魔忍組織のナンバー2。
かつてはレンジャー部隊に所属する軍人だったが、任務で両目を失明、除隊した後に忍法に目覚めた遅咲きの対魔忍である。
スキンヘッドに古風な丸いサングラスが特徴で、得物は全長30cmを超える特製サバイバルナイフと対魔族用に強化したサブマシンガン、レンジャー部隊風の対魔忍スーツという異色のスタイル。
視力を失った代わりに第六感とも言われる超感覚に覚醒しており、周囲の状況を目がある者以上に細やかに把握したり、気の残留を感知することができる。
また、妹の「忍法・不死覚醒」ほどではないが常人を遥かに超えた身体再生能力も持っており、元軍人らしく強靭な肉体を活かした剣技・体術はアサギに匹敵すると言われる。
『対魔忍アサギ2』では(アサギとの交戦で深手を負っていたとはいえ)神話級の上級鬼族である速疾鬼を一対一の戦闘で仕留める実力を見せている。
故人を除けば原作中に登場する唯一と言ってもよい超一流の男性対魔忍だが、有能すぎたためか、『対魔忍ムラサキ』や『アサギ3』では彼は任務で出払っているという形で蚊帳の外に…。
- 八津家
- 【組織】井河家下忍の一族
異能系忍法“不死覚醒”は八津家の血統にのみ発現する
一門:八津紫、八津九郎
- 山本信繁
- 【人物】内務省公共安全庁・調査第三部<セクションスリー>の部長であり、政府と対魔忍を繋ぐ事務方のトップ。井河アサギの上司。
人魔結託した悪に対抗し正義を実行するために知略と政治力を駆使して常にアサギをサポートしている切れ者。
元軍人で“台湾危機”の際は海上自衛軍少佐として従軍、作戦参謀を務め諸島奪還作戦などで活躍している。
親魔族の抵抗勢力と折衝しながら対魔忍の公的機関化と装備近代化を推進した男で、彼なくして今日の対魔忍は無く、彼が死ねば対魔忍が、ひいては日本が終わるというほどの影の重要人物。
常に冷静沈着で何事にも動じない度量の持ち主だが、アサギには「もう少し愛想があれば総理大臣になれた」と評されている。
『決戦アリーナ』までは白髪の初老紳士といった風貌だったが、『対魔忍アサギZERO』では黒髪になり、時代設定相応に見た目の印象が若返った代わりに生え際が後退。
しかし眼光はより鋭くなっており、いかにも知略家といったビジュアルに変更されている。
名前の由来はおそらく戦国時代の武将、山本勘助と武田信繁(もしくは真田信繁)で、考案者は武田軍好きであろうことは想像に難くない。
- ヨミハラ
- 【地名】東京の地下300m地点に存在する闇の無法都市。
縦横5km四方ほど、高層ビルがすっぽり入るほどの高さがある広大な地下空間で、日本の首都直下にありながら政府の力も対魔忍の力も及ばぬ魔の巣窟。
床はコンクリートで舗装され、天井には無数の換気口、電線、水道管、ガス管などが無秩序にぶら下がっており、それらのライフラインは全て地上から違法に盗み引かれている。
最深部には魔界の門があり、日本で最も魔界に近い町として“魔界都市ヨミハラ”と呼ばれる。
決戦アリーナでは駆け出しの頃のふうま(小太郎)が起こした騒動が引き金となってノマドの一極支配が緩み、淫魔族の復権など各勢力が入り乱れる状況になっているが、
RPG世界の時間軸ではエドウィン・ブラック率いるノマド傘下の魔界の住人を中心にしたマフィア組織がヨミハラ一帯を支配していると思われ、
麻薬・魔薬の取引、売春、殺人、人身売買といったありとあらゆる非合法がまかり通る犯罪の温床となっている。
五行学園校長・吉備乃三鬼曰く「バカとチンピラしかいないこの世の地獄」。
ら行 †
- 龍門
- 【組織】東京キングダム一帯を支配していた犯罪組織。
事実上、中華連合政府の出先機関であり、表向き「龍門キャピタル」という企業名を使ってビルを構えているが、
無法地帯と化している東京キングダムでは隠す必要もないのか、島の売春の元締めをしている末端のマフィア構成員までもが堂々と「龍門」を名乗っていた。
『対魔忍アサギ2』において暗躍していた組織で、当時カオス・アリーナの専属魔科医であった桐生佐馬斗から横流しされた魔界技術やエドウィン・ブラックの細胞を利用し、
強化人間やクローン人間、人体改造などの技術を秘密裏に研究しており、そのトップを務めていたのが朧のクローンである。
また、対魔忍の血に眠る魔族の力を強引に目覚めさせる研究も行っており、一介の対魔忍であった沙耶を捕獲、過酷な調教によって自殺に追い込み異形の化け物として覚醒させ、使役していた。
クローン朧はさらに、罠を張り巡らせてアサギとさくらを捕らえ、沙耶と同じように自殺に追い込むため再び凄惨な調教・陵辱を行わせたが、
それらの計画は龍門を利用してアサギの魔の力を覚醒させようとしたエドウィン・ブラックと、ブラックの眷属となったオリジナルの朧の掌の上で踊らされていたにすぎず、
最後はブラックの目論見通りに覚醒したアサギによって沙耶は死亡、クローン朧はオリジナル朧の手で殺害、龍門はノマドの手引きで東京キングダムに上陸した米連軍特殊部隊によって壊滅している。
しかし本作ではメインクエスト第八章にて二車骸佐のテロによって壊滅するまで龍門は存在していたことになっており、原作とは異なる経緯を辿っている模様。
井河アサギ(HR)のプロフィールの記述などから、『アサギ2』の事件自体はRPG世界でも起こっていることが確定しているため、なぜ龍門の設定に食い違いが生じているのかは不明である。
- 魎魔忍
- 【設定】かつて魔界に下った人間族の忍の末裔。
忍者の末裔であるため、対魔忍のように忍法を使う者も存在するが、それよりも特徴的なのは彼らが身に纏っている「魔装具」と呼ばれる甲冑。
魔装具とは魎魔忍たちが魔界の厳しい環境で生き残るために人外の力を宿した対魔忍スーツのことで、
魎魔忍の一人である黄泉秋津の魔装具“蜘蛛夜叉”は彼女の意思に従って自在に動く四つの多関節脚を持ち、自らの両腕と多関節脚で合計6本の刀を操る。
魔界において魔族同士の勢力争いが激化すると魎魔忍たちはその間隙を縫って挙兵、人間界にも勢力拡大を目論んでいるらしい。
『決戦アリーナ』で一度シナリオに登場したきり、全く触れられることが無かったため忘れ去られようとしていた設定だったが、RPGでまさかの復活を遂げた。
- レイス
- 【設定】死者に一時的に生命を与え操る力を持つという高位魔族。
不老不死の肉体を持つ亜人種で、“屍の王”と謂われるレイスロードを頂点に魔界有数の勢力を築いている。
吸血鬼たちと対立し、魔界において抗争を繰り広げており、地上へも高位戦士・死霊騎士<レヴァナント>を送り込んで進出を狙っている。
ただし屍の王は『決戦アリーナ』においても未登場で、姿形や生態など詳細な設定は判明していない。
- 死霊騎士<レヴァナント>
- 【設定】レイスたちの王、“屍の王<レイスロード>”に仕える強力無比な戦士たちの総称。
一見丸腰だが、死霊騎士は通常その力の具現化として、昆虫のような形状の「ゴーレム」を(いわゆる「ファンネル」のように)自らの周囲に浮遊させており、
その砲口から瘴気を放出して死者を操ったり、様々な特殊能力を発揮しながら戦うのが大きな特徴。操る瘴気の色に応じて“○夜叉”の称号が与えられている。
魔族らしく青肌の個体が多いようだが、ワイトは元人間であるためか肌色が人間に近い。
また、屍の王に特別な力を与えられた骸骨騎士のような風貌の上位アンデッド、「デスナイト」を兵士として従える。
- 主な死霊騎士
- ウィスプ(“銀夜叉”の死霊騎士)
- ワイト(“黄夜叉”の死霊騎士)
- デュラハン(“黒夜叉”の死霊騎士)
わ行 †
英字 †
- DSO
- 【組織】米連・国防総省傘下の研究機関。正式名称は「防衛科学研究室(Defense Science Organization?)」。
多くの研究員を擁し、アンドロイド、対魔粒子、超能力、生物兵器といった最先端の軍事科学技術の研究・開発を行っている。
米連内で影響力を増すノマドを敵視し、魔界の門を封印する方針を取っており、国務省系の機関である「特務機関“G”」と対立する。
日本支部が置かれており、仮面の対魔忍が所長を務めているが、その拠点は米連に本社を置く軍需企業・オレンジインダストリーの東京支社の地下深くにあり、存在を知る者はごく少ない。
甲河アスカの所属先で、沙耶NEOを生み出して管理・実験を行っている機関でもある。
数字・記号 †
- 五強(四強)
- 【組織】龍門壊滅後の東京キングダムを分割統治する五つの新興組織
無駄な戦力の消費を防ぐための"互いに争わず"という協定によりかろうじて均衡が保たれていたものの、
CH33で二車忍軍と沙無羅威の全面対決により沙無羅威が壊滅、"四強"時代へ突入する
鬼武衆、クラブ・ペルソナ、沙無羅威(壊滅)、獣王会、二車忍軍
- 9貴族
- 【組織】魔界の地を治める9人の有力貴族。
魔王亡きあと魔界の地を分割統治する9人の有力貴族。連合とも呼ばれる。
宰相卿ビスマルクが9貴族会議の議長を務めているらしいが結束しているというわけでもなく、
かつて9貴族の地位にあった炎武卿ガープは「北の王」を自称して勢力拡大をもくろみ、
そのガープを討って9貴族の地位に就いた死霊卿テウタテスは幻夢卿カーマデヴァの死に伴う跡目争いに介入し混乱を助長している。
現職
宰相卿ビスマルク、暗殺卿ケーレス、賢明卿マルジャーナ、死霊卿テウタテス、紅血卿カーラ、幻夢卿幻影の魔女
過去
炎武卿ガープ、幻夢卿カーマデヴァ
- 12騎士団
- 【組織】魔界を守る宰相卿ビスマルクが統率する12人の騎士と彼らが率いる騎士団。
天聖、冥王、黒竜、白竜、緑竜、青竜、赤竜、機竜、九頭龍、応竜、金竜、銀竜の12騎士団。
天聖騎士団長は9貴族の一角で騎士団の統率者たるビスマルクその人。冥王騎士団長も9貴族の一人ケーレス。
ビスマルクが統率するとされているが今の所彼から命令を受けて行動したのは応竜騎士団長のベオウルフの例が見えるくらいで、
機竜騎士団長アロンダイトは賢明卿に、金竜騎士団長マリカ・クリシュナは紅血卿にそれぞれ仕えている。
また黒竜騎士団長イングリッドは人間界に出奔し吸血鬼エドウィン・ブラックに仕えているため、そもそも魔界にすらいない。
基本的に登場するのは団長ばかりだが、エマ・ロロが元緑竜騎士団の治療術師とされている。
本作における相関図 †
原作における相関図 †
- アサギZERO
五車学園 | ←設立 | 山本信繁 |
甲河朧 | 井河さくら | -親友- | 八津紫 |
↑利用↓警戒 | ↑警戒↓協力 | ↑↓姉妹 | | ↑旧友↓敬愛 | ↑一時協力 |
井河アサギ |
↑標的 | ↑↓敵対 | ↓利用 | ↑vsさくら | |
エドウィン・ブラック | スネークレディ | ピグ | ゴゴ |
カオス・アリーナ |
- 対魔忍紅
ふうま一族 | ←裏切り 嫌悪→ | 苫利礼一郎 |
| ←忠誠 | |
↑調教↓捜査 | | ↑↓姉妹 | |
天堂数馬 | 奴隷→ ←主人 | | -親子- | エドウィン・ブラック |
グリードハウス |
コメント
用語を情報提供していただけますと幸いです。
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